「花束」(アーティスト名:back number)について、
- 音域(最高音・最低音)
- 歌いやすいキー(男性用・女性用)
- カラオケ難易度(平均点)
などを整理したので、カラオケで歌う前の事前チェック用にご活用ください。※最低音・最高音のピアノ音源もあります。
ご参考ですが、本楽曲の楽譜・スコアの入手方法、管理人にとっての歌う時の難所・ミックスボイスへの切替点、本楽曲の関連情報として主題歌・タイアップ情報などもご紹介します。
※管理人自身の音域等については、プロフィールをご参照ください。
本記事の概要
「花束」の音域
- 地声最低音: A2(mid1A、ラ)
- 地声最高音: A#4(hiA#、ラ#)
- 裏声最高音: C5(hiC、ド)
- 歌いやすいキー(キー変更案):
- 男性 ー3
- 女性 +7
- カラオケ難易度: 中(5段階中の3)※JOYSOUND 平均点87.998点(2024/9)
- 歌う時の難所:
- Aメロの低音の入り ※低音なのでハッキリ発声しづらい
- サビの裏声→地声の切替え ※下がりながら合わせるのが難しい
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花束(back number)の音域:最低/最高音・歌いやすいキー
- 地声最低音、地声・裏声最高音(確認用音源付き)
- 地声音域と裏声音域(ブロック別)
- 原曲キーをいくつ変えると歌いやすい?(男性キー、女性キー)
- 「花束」の楽譜・スコアは入手できる?
地声最低音、地声・裏声最高音(確認用音源付き)
本楽曲の音域の幅は、裏声の領域を含めて2.5オクターブ弱とやや広めになっています。
途中で転調することもあり、地声最低音、地声最高音、裏声最高音それぞれの発生頻度は高くありません。
また、地声と裏声の範囲が一部重なっています(地声でも裏声でも歌われる音がある)。
以下に、地声最低音、地声最高音、裏声最高音を記載します。
単音の音源も付けているので、確認用にご利用ください。
地声最低音 A2(mid1A、ラ)
- Aメロ1で、1回※のみ出現 ※音の数でカウントしています(以降も同様です)
- 音源:
地声最高音 A#4(hiA#、ラ#)
- サビ2で、3回のみ出現
- 音源:
裏声最高音 C5(hiC、ド)
- サビ2で、2回のみ出現
- 音源:
地声音域と裏声音域(ブロック別)
♪Aメロ1(どう おもう〜いっしょに いてみようよ)
- 地声範囲:A2〜D4 ※地声最低音 出現
そうだね だけどさ・・・
(出典)花束 back number 2011年
♪Bメロ1(うわきしても〜むかいあいたいと おもってるよ)
- 地声範囲:D3〜E4
♪サビ1(ぼくは なんかいだって〜ゆるしてよ)
- 地声範囲:F#3〜A4
- 裏声範囲:A4〜B4
A4(hiA、ラ)は、終盤の転調前までの地声最高音になりますが、この音は裏声でも使用されています。
♪Cメロ(いままでの ぼくは〜はしってくよ)
- 地声範囲:A3〜G4
【ここで+1キーの転調】
♪サビ2(ぼくは なんかいだって〜おもうんだよ)
- 地声範囲:G3〜A#4 ※地声最高音 出現
- 裏声範囲:A#4〜C5 ※裏声最高音 出現
ふたりが わすれなければ・・・
かんしゃの ことばもきっと
わすれないから・・・
どんな あさも よるも・・・
(出典)花束 back number 2011年
地声最高音のA#4(hiA#、ラ#)は、裏声でも使用されています(「かんしゃの」の「しゃの」と「あさも よるも」の「さ」)。
♪Aメロ2(どう おもう〜きみが すきだよ)
- 地声範囲:A#2〜D#4
原曲キーをいくつ変えると歌いやすい?(男性キー、女性キー)
結論としては、
- 男性 ー3
- 女性 +7
が良いかと思います。
前述のとおり、音域が裏声含めて2.5オクターブ弱と広く、地声最低音がかなり低いので、女性にとっては調整が難しい歌になります。
男性キーの場合
男性の平均的な地声最高音が、G4(mid2G、ソ)(※参考1)だとすると、
マイナス3キー
すれば、地声最高音をクリアできます。
このとき、地声最低音がF#2(lowF#、ファ#)となり、平均的な男性の低さであるG2(lowG、ソ)(※参考1)を、1キーだけ下回ってしまいます。
しかし、この曲の地声最低音は、全体を通じて1回(1音)しか発生しないため、高音域を確実に出せる事を優先した方が、歌いやすいと考えます。
女性キーの場合
Aメロ1の地声最低音A2(mid1A、ラ)をどう出すか、が一番難しいところです。
女性の平均的な地声の最低音が、G3(mid1G、ソ)(※参考1)だとすると、+10キーしなければならず、今度は高音域が高すぎて難しくなってしまいます。。。
ただ、女性の平均的な地声の最低音は、E3(mid1E、ミ)まで出ることが多いとの情報(※参考2)もあるので、その考えに合わせて、
プラス7キー
に留めるのが良いと考えます。
これだと、裏声の最高音がG5(hiG、ラ)(※原曲キーだとC5)になりますが、女性の平均的な裏声の最高音は、A5まで出るという情報があるので(※参考2)、リーズナブルだと判断できます。
但し、地声の最高音はF5(hiF、ファ)(※原曲キーだとA#4)になり、女性の平均的な地声の最高音であるC5(hiC、ド)(※参考1、参考2)を5キー上回ることになります。
そのため、高音が続くサビでは、地声の領域についても、ミックスボイスができる方はミックスボイスで、難しい場合は裏声を使って歌う必要があるかと思います。
なお、YouTubeに上がっている女性の歌ってみた動画では、+3〜+6キーの方が多かったですが、皆さん地声最低音の箇所だけは、1度(2キー)音を上げて歌われていました(メロディーとしては成立しているので、違和感はありません)。
地声最低音の出現回数は1回のみなので、このようにメロディーを多少変えて歌うことで、プラスするキーの数を少なくするのも一案ですね。
「花束」の楽譜・スコアは入手できる?
より詳細なスコアを確認したい方は、ヤマハの「ぷりんと楽譜」を利用すれば、オンラインで楽譜を入手可能です。
「花束」については、下記、9種類の楽譜が提供されています(2024年10月現在)。
このうち、カラオケ用の参考になるのは、歌詞とコードネームが書かれた「メロディ」という楽譜になります。
- アルトサックス(ソロ)
- ギター(コード)
- ギター(弾き語り)
- トランペット(ソロ)
- バンドスコア
- ピアノ(ソロ)
- ピアノ(弾き語り)
- フルート
- メロディ ※カラオケ参考
音符やコードレベルで正確に把握したい方は、以下の公式サイトをご確認ください。
ぷりんと楽譜では、1曲の楽譜からでも購入できますし、他の楽曲の楽譜も閲覧したい場合は、スマートフォンやタブレットで好きな楽譜を閲覧できる定額プラン(閲覧数無制限と月5点までの2プラン制)もあり、大変便利です。
細部まで音程への理解度を上げることで、カラオケの点数アップに繋げましょう!
花束(back number)の音域:歌いやすさ(難易度)など
- 「花束」をカラオケで歌う難易度は?
- 歌うときの難所は?
- どこでミックスボイスに切り替えると歌いやすい?
- 「花束」は何の主題歌?
「花束」をカラオケで歌う難易度は?
難易度 中(5段階中の3)
※根拠データ
平均点 87.998点(2024年9月) (出典:JOYSOUND 採点の傾向ページ)
カラオケの平均点は、毎月、JOYSOUNDが公表しているので、当サイト管理人が、その全般的な得点傾向を踏まえた上で、
- 85点未満: かなり難
- 85点〜87.5点未満: 難
- 87.5点〜90点未満: 中 ← ココ
- 90点以上〜95点未満: 易
- 95点以上: かなり易
※85点〜90点未満の曲が多いため、このレンジだけ2.5点刻みにしています
として、上記のとおり判定しました。
※平均点の把握時期によって変化する点は、ご了承くださいm(_ _)m。
自分の歌ってみた感覚としては、メロディが分かりやすく、とても歌いやすい一方で、低音を合わせる難しさと、地声・裏声の切り替えの難しさもあるため、「中」レベルで違和感はありませんでした。
歌うときの難所は?
管理人の場合は、Aメロの低音の入り部分と、サビの裏声→地声の切替え に関する下記2点で、いつも難しさを感じます。
①Aメロの低音の入り部分
Aメロ1と、転調後のAメロ2には、下記の通り、3つの低音から入る部分がありますが、低音はハッキリ発声するのが難しいので、音程ハズレになりやすいです。
どうおもう これから・・・Aメロ1
B2
そうだね だけどさ・・・Aメロ1
A2
どうおもう これから・・・Aメロ2
A#2
※キーは原曲キーで記載
前述のとおり、LIVE DAMの音程バーでは、Aメロ1の「これから」と「だけどさ」の入りの音程が、若干異なっている点も難しい要因です。
対策としては、例えば前のフレーズの「どうおもう」が終わったら、早めに「これから」の「こ」を小さく発声しておいて、本来のタイミングが来るまでに、正しい音程に調整するようにしています。
②サビの裏声→地声の切替え
サビ1とサビ2にある下記のフレーズでは、裏声が使われていますが、地声に戻す切替えが難しいです。
地声に戻る最初の音が、原曲キーではF#4(サビ1)、G4(サビ2)と高いので、地声領域から上げながら出すよりも、裏声領域から下がりながら出す方が難しく感じます。
サビ1:
あやまるし かんしゃの ことばも
ありがとう ごめん くらいの
サビ2:
あやまるし かんしゃの ことばも
どんな あさも よるも
※赤文字が裏声部分、黒太字が地声に戻る最初の音
ちなみに、LIVE DAMの精密採点DX-Gで、自分が出した、この曲の今までの最高得点は、94.991点(ビブラートボーナス1.467点込み、原曲キー)です。
どこでミックスボイスに切り替えると歌いやすい?
あくまでご参考として、当サイト管理人(自分)のケースをご紹介します。
※男性を前提にした話になりますm(_ _)m。
キーを3つ下げて歌う場合、地声領域については、地声のまま歌うことが可能(ミックスボイスへの切替不要)だと思います。
当サイト管理人(自分)は、自分の地声の最高音がA4ということもあり、少し頑張って原曲キーのまま歌っています。
その際は、やはりサビが高音続きで大変なので、各サビの地声最高音(転調前・転調後)が含まれる下記フレーズの入りから、ミックスボイス(※)に切り替えるようにしています。
(※)ミックスボイスは我流なので、正しくできていない可能性がある点、ご容赦下さいm(_ _)m
おもいだす たびに にやけて・・・サビ1
あまい あまい このきもちを・・・サビ2
「花束」は何の主題歌?
本楽曲は、back numberの代表作の1つとも言える人気曲ですが、意外にも2011年のリリース当時は、ドラマやアニメ等の主題歌にはなっていません。
リリース当時は、TBS系の「COUNT DOWN TV」のエンディングテーマとして、タイアップされていました。
その後、2015年に、この曲をもとに、ファッションブランド「LITHIUM HOMME」のLady’sライン「LITHIUM FEMME」(リチウムファム)の10周年を記念したコラボレーションとして、短編映画「花束 feat. LITHIUM FEMME」が制作され、YouTube上で公開されています。
MV(ミュージックビデオ)とはまた違った「花束」のイメージが表現されている短編映画なので、歌の表現力アップのためにも是非視聴してみてください!
花束(back number)の音域 -まとめ-
本記事のポイントをまとめます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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