「レット・イット・ゴー~ありのままで~」(アーティスト名:松たか子)について、
- 音域(最高音・最低音)
- 歌いやすいキー(男性用・女性用)
- カラオケ難易度(平均点)
などを整理したので、カラオケで歌う前の事前チェック用にご活用ください。※最低音・最高音のピアノ音源もあります。
ご参考ですが、本楽曲の楽譜・スコアの入手方法、管理人にとっての歌う時の難所・ミックスボイスへの切替点、本楽曲の関連情報として主題歌情報などもご紹介します。
※管理人自身の音域等については、プロフィールをご参照ください。
本記事の概要
「レット・イット・ゴー~ありのままで~」の音域
- 地声最低音:F3(mid1F、ファ)
- 地声最高音:D#5(hiD#、レ#)
- 歌いやすいキー(キー変更案):
- 男性 ー8 ※実際は、+4にして1オクターブ下で歌う
- 女性 ±0
- カラオケ難易度:易(5段階中の2)※JOYSOUND 平均点90.537点(2024/10)
- 歌う時の難所:
- Aメロのリズム ※早く入るシンコペーションが難しい
- Dメロ(サビ2の後)の入りの音 ※転調により正しい音を見失いやすい
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レット・イット・ゴー~ありのままで~(松たか子)の音域:最低/最高音・歌いやすいキー
- 地声最低音、地声最高音(確認用音源付き)
- 地声音域(ブロック別)
- 原曲キーをいくつ変えると歌いやすい?(男性キー、女性キー)
- 「レット・イット・ゴー~ありのままで~」の楽譜・スコアは入手できる?
地声最低音、地声最高音(確認用音源付き)
この曲は、音域の幅が2オクターブ弱で、 一見すると標準的な幅です。
しかし、全体を通じて、裏声は使われておらず、かつ高音域に寄っているため、全て地声で歌うには、広めの音域と言えるでしょう。
以下に、地声最低音、地声最高音を記載します。
単音の音源も付けているので、確認用にご利用ください。
地声最低音 F3(mid1F、ファ)
- Aメロのみで、計3回※出現 ※音の数でカウントしています(以降も同様です)
- 音源:
地声最高音 D#5(hiD#、レ#)
- 各サビで、計7回出現
- 音源:
地声最高音の箇所は、いずれも一瞬ではなく、ロングトーン気味の発声になるので、シッカリ音程の高さを維持する事が求められます。
本楽曲は、メロディの変わり目(Aメロ→Bメロ1、Bメロ1→サビ1など)で、転調が繰り返される点が特徴的ですが、良くあるキーが上がるタイプの転調ではないため、サビで出現する地声最高音は、常に同じ高さです。
地声音域(ブロック別)
♪Aメロ(ふりはじめた ゆきは〜だめなんだと)
- 地声範囲:F3〜F4 ※地声最低音 出現
ふりはじめた ゆきは
あしあとを けして
・・・
だめなんだと
(出典)レット・イット・ゴー~ありのままで~ 松たか子 2014年
Aメロは、この曲の冒頭部分のみで、以降は出てきません。
♪Bメロ1(とまどい きずつき〜やめよう)
- 地声範囲:A#3〜G#4
♪サビ1(ありの ままの〜さむくないわ)
- 地声範囲:G#3〜D#5 ※地声最高音 出現
なにも こわくない・・・
(出典)レット・イット・ゴー~ありのままで~ 松たか子 2014年
♪Cメロ(なやんでた ことが〜なんでも できる)
- 地声範囲:G#3〜G#4
♪Bメロ2(どこまで やれるか〜かわるのよ わたし)
- 地声範囲:A#3〜A#4
Bメロ1とは少しメロディーが変わって、「自分を ためしたいの」の「た」が、A#4(hiA#、ラ#)まで上がります。
♪サビ2(ありの ままで〜なみだは ながさないわ)
- 地声範囲:G#3〜D#5 ※地声最高音 出現
(サビ1と同じ範囲のため、図は省略しています)
にどと なみだは・・・
(出典)レット・イット・ゴー~ありのままで~ 松たか子 2014年
♪Dメロ(つめたく だいちを〜もう きめたの)
- 地声範囲:C4〜C#5
♪サビ3(これで いいの〜さむくないわ)
- 地声範囲:G#3〜D#5 ※地声最高音 出現
(サビ1と同じ範囲のため、図は省略しています)
ひかり あびながら
あるきだそおー
(出典)レット・イット・ゴー~ありのままで~ 松たか子 2014年
原曲キーをいくつ変えると歌いやすい?(男性キー、女性キー)
結論としては、
- 男性 ー8 ※+4にして1オクターブ下(いわゆる「オク下」)で歌う
- 女性 ±0
が良いと考えます。
地声最高音(D#5)が非常に高いので、男性はかなりキーを下げる必要があるでしょう。
男性キーの場合
男性の平均的な地声最高音が、G4(mid2G、ソ)(※参考)だとすると、
マイナス8キー
にすることで、やっと地声最高音をクリアできます。
かなり下げますが、このとき、地声最低音はA2(mid1A、ラ)であり、まだ平均的な男性の低さであるG2(lowG、ソ)(※参考)を上回っているため、問題なく出せる低さです。
ミックスボイスで歌える場合は、マイナス3キーもしくはマイナス4キーでも良いでしょう(※)。
(※)一般的な男性のミックスボイスの最高音は、C5程度までと言われているため(参考)
女性キーの場合
女性の平均的な地声最低音がG3(mid1G、ソ)だとすると(※参考1)、この楽曲の地声最低音(F3)は、2キーだけ下回ることになります。
しかし、これを調整するために、プラス2キーしてしまうと、今後は、地声最高音がF5(hiF、ファ)となり、女性の平均的な地声最高音であるC5(hiC、ド)(※参考1)を、5キーも上回ってしまいます。
一方で、女性の平均的な地声の最低音は、E3(mid1E、ミ)まで出ることが多いとの情報(※参考2)もあります。
そのため、
±0キー(調整せず)
で、原曲キーのまま歌うのが良いと考えます。
このとき、地声最高音が、女性の平均的な地声最高音(C5)を3キー上回ります。
そのため、ミックスボイスができる方はミックスボイスで、ミックスボイスが難しい方は、裏声で発声すると良いでしょう。
「レット・イット・ゴー~ありのままで~」の楽譜・スコアは入手できる?
より詳細なスコアを確認したい方は、ヤマハの「ぷりんと楽譜」を利用すれば、オンラインで楽譜を入手可能です。
「レット・イット・ゴー~ありのままで~」については、下記、16種類の楽譜が提供されています(2024年10月現在)。
このうち、カラオケ用に参考になるのは、歌詞とコードネームが書かれた「メロディ」という楽譜になります。
- アカペラ
- ウクレレ(ソロ)
- ウクレレ(弾き語り)
- エレクトーン(P&Eデュエット)
- エレクトーン(アンサンブル)
- エレクトーン(ソロ)
- ギター(ソロ)
- ギター(弾き語り)
- ギタータブ
- ピアノ(2台4手)
- ピアノ(ソロ)
- ピアノ(弾き語り)
- ピアノ(連弾)
- メロディ ※カラオケ参考
- 合唱(混声3部)
- 合唱(混声4部)
音符やコードレベルで正確に把握したい方は、以下の公式サイトをご確認ください。
ぷりんと楽譜では、1曲の楽譜からでも購入できますし、他の楽曲の楽譜も閲覧したい場合は、スマートフォンやタブレットで好きな楽譜を閲覧できる定額プラン(閲覧数無制限と月5点までの2プラン制)もあり、大変便利です。
下記公式サイトから、まずは1ヶ月間、初月無料でお試し利用できます。
細部まで音程への理解度を上げることで、カラオケの点数アップに繋げましょう!
レット・イット・ゴー~ありのままで~(松たか子)の音域:歌いやすさ(難易度)など
- 「レット・イット・ゴー~ありのままで~」をカラオケで歌う難易度は?
- 歌うときの難所は?
- どこでミックスボイスに切り替えると歌いやすい?
- 「レット・イット・ゴー~ありのままで~」(Let it Go)は何の主題歌?
「レット・イット・ゴー~ありのままで~」をカラオケで歌う難易度は?
難易度 易(5段階中の2)
※根拠データ
平均点 90.537点(2024年10月) (出典:JOYSOUND 採点の傾向ページ)
カラオケの平均点は、毎月、JOYSOUNDが公表しているので、当サイト管理人が、その全般的な得点傾向を踏まえた上で、
- 85点未満: かなり難
- 85点〜87.5点未満: 難
- 87.5点〜90点未満: 中
- 90点以上〜95点未満: 易 ← ココ
- 95点以上: かなり易
※85点〜90点未満の曲が多いため、このレンジだけ2.5点刻みにしています
として、上記のとおり判定しました。
※平均点の把握時期によって変化する点は、ご了承くださいm(_ _)m。
JOYSOUNDの平均点は高めですが、実際に歌ってみると、地声最高音のロングトーン、繰り返される転調への対応、シンコペーションの多いリズムなど、難しい部分が多いので、難易度は中〜難でも良いのでは、というのが感想です。
歌うときの難所は?
管理人(自分)の場合は、①Aメロのリズム、②Dメロ(サビ2の後)の入りの音、に関する下記2箇所で、いつも難しさを感じます。
①Aメロのリズム
本楽曲は四拍子の曲ですが、全体を通じて、四拍子の頭から入らずに、早めに入ったり、遅れて入ったりするリズム(シンコペーション)が多用されています。
中でも、Aメロの「まっしろな せかいに」の「ま」は、四拍子の頭から0.5拍(八分音符分)だけ早く入っており、その後のフレーズも、0.5拍ずつズレながら進むので、正しいリズムをなかなか掴めませんでした。
LIVE DAMの音程バーの表示だと、休符を含めたリズムを正確に把握しづらいため、様々な楽譜情報を見て研究し、下図のようなリズムであると理解しました。
※0.5=八分音符 または 八分休符(=0.5拍)を表します
※1.0=四分音符 または 四分休符(=1拍)を表します
※1.5=八分音符+四分音符(=1.5拍)を表します
※2.0=二分音符(=2.0拍)を表します
※小節の先頭の区切り線上にある音は、0.5拍早く入っている音を表します
実際に上記のリズムで歌って、LIVE DAMで音程ハズレ・リズムハズレの判定を受けることは無いので、カラオケの点数を取る上では、上記認識で問題ないと考えています。
②Dメロ(サビ2の後)の入りの音
本楽曲は、メロディの変わり目(Aメロ→Bメロ1、Bメロ1→サビ1など)に転調を多用することで、曲の雰囲気を盛り上げていますが、転調後の最初の音をハズしてしまうと、格好悪くなってしまいます。。
ほとんどの箇所は、伴奏や間奏の流れに合わせて歌えば、特に意識せずとも、ハズさずに歌えると思います。
しかし、サビ2からDメロに入る所だけは、間奏から最初の音(「つめたく だいちを・・・」の「つ」)を把握するのが難しいです(音の流れを見失ってしまう)。
対策としては、サビ2後の間奏の最後に鳴るピアノの音がC#5(hiC#、ド#)で、Dメロの最初の音(「つめたく だいちを・・・」の「つ」)がC#4(mid2C#、ド#)なので、この2つの音の関係をシッカリ覚えておいて、ハズさないように意識しています。
ちなみに、LIVE DAMの精密採点DX-Gで、自分が出した、この曲の今までの最高得点は、96.369点(ビブラートボーナス1.672点込み、マイナス4キー)です。
どこでミックスボイスに切り替えると歌いやすい?
あくまでご参考として、管理人(自分)のケースをご紹介します。
※男性を前提にした話になりますm(_ _)m。
自分の場合、地声最高音がA4のため、マイナス4キーにして歌うことが多いです。
マイナス4キーだと、この曲の地声最高音はB4(hiB、シ)になるので、ミックスボイスでないと歌えない高さです。
そのため、例えば以下のような地声最高音を含むフレーズは、そのフレーズの最初から、ミックスボイス(※)に切り替えて歌うようにしています。
(※)ミックスボイスは我流なので、正しくできていない可能性がある点、ご容赦下さいm(_ _)m
なにも こわくない (サビ1)
にどと なみだは (サビ2)
ひかり あびながら (サビ3)
あるきだそおー (サビ3)
※緑文字は地声最高音の所
マイナス4キーにした場合、上記フレーズ内の一番低い音はD#4(mid2D#、レ#)ですが、一般に、男性のミックスボイスの音域は、C4〜C5(※参考)とされていますので、ミックスボイスへの切替箇所としては、妥当かと思います。
「レット・イット・ゴー~ありのままで~」(Let it Go)は何の主題歌?
日本では2014年に上映された映画「アナと雪の女王」(ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作)の主題歌です。
当時、映画と主題歌、ともに大ヒットとなり、話題を呼びました。
松たか子さんが歌うバージョンは、映画の中で、主人公であるエルサ(声優も松たか子さんが担当)が、自ら歌う劇中歌として使われており、エルサの気持ちが強く伝わってくる歌詞になっています。
エンドソングには、歌手のMay J.さんが歌うバージョン「Let it Go」が起用されており、こちらも話題を呼びました。
「アナと雪の女王」は、AmazonプライムのPrime Videoで視聴できます(2024年11月現在)。
映画も観ることで、歌詞に込められた、エルサの力強い意思が伝わってきて、歌うときの表現力アップにつながりますよ!
まだ見たことがない方は、是非、視聴される事をオススメします!
レット・イット・ゴー~ありのままで~(松たか子)の音域 -まとめ-
本記事のポイントをまとめます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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